ハワイに行く時に、ネット環境を確保したいという方は多いと思います。
私は この十数年間、毎回ハワイに行く前に「現在、自分にとって一番お得なネット環境は何だ?」と必死に調査して滞在時のネット環境を確保しており、2022年と2023年は 別ページ ハワイでオススメのSIMカード(スマホでデータ通信&通話) でご紹介しましたとおり、ahamoと楽天モバイルを併用しました。
この経験を踏まえまして、2024年は「楽天モバイルだけで行けるのではないか?」と考えましたので、今回は「ハワイで楽天モバイルを24日間使った結果」を ハワイ各地でのデータ通信速度測定 と共にご紹介します。
ちなみに私は、2022年にハワイで利用する目的で初めて楽天モバイルを契約しました。
帰国後に契約終了まで使ったところ「メインの回線でも問題なく使えるのでは?」と感じたので、数か月の試験利用を経てメイン回線をMNPで「完全移行」しました。
その後、家族と自宅のデータ通信も乗り換えましたので、現在は楽天モバイルを合計3回線利用しています。
今回の記事では、次の内容が詳しくお伝えしています。
- ハワイ滞在時の通信として楽天モバイルを選んだ理由
- 楽天モバイルをハワイで利用した際のメリット・デメリット
- 楽天モバイルの概要
- ハワイで利用した楽天モバイルのデータ通信量
- ハワイで利用した楽天モバイルの料金
- 楽天モバイルの通信速度を、ハワイ各地で実際に計測した結果
- 実際にハワイで楽天モバイルを利用した後の率直な感想
ハワイ滞在時の通信として楽天モバイルを選んだ理由
ハワイで私が必要とするネット環境
私がハワイ滞在時に必要とする通信環境(インターネットと電話)は以下のとおりです。
- 宿泊先に高速の無料Wi-Fiが有るので、主に外出時のスマホ用(2台)
- 外出時に長時間の動画は観ない
- 外出時に利用頻度の高いアプリで、それなりにデータ通信を使うものは「google map」「da bus2」「ブラウザ(safari)」「biki」で、1日の消費量はスマホ2台で300MB前後
- 頻度は高くないが、日本に電話をかける可能性がある
- 頻度は高くないが、日本から電話がかかってくる可能性がある
以上の条件で「一番安くて使い勝手が良さそうな通信サービス」を選びました。
楽天モバイルを選んだ理由
上記の条件で私が選んだ、ハワイで使える「安くて使い勝手が良さそうな通信サービス」は「楽天モバイル」です。
- 1GBあたりの料金が適度に安い(約500円/1GB)
- 海外利用分は毎月2GBまで利用可能で、以降1GB単位でデータ量の追加購入が可能
- 日本への通話が無料(専用アプリ使用時)
- 日本からの着信が無料(androidスマホのみで、iPhoneは課金される)→ iPhoneの私なりの着信料金節約対策は、後でご紹介します。
※尚、楽天モバイルは e-SIM に対応していますが、Wi-Fiルーターで利用する事がありますので、私は物理SIMを利用しています。
ハワイで eSIM 対応の機器だけを利用し、SIMを差し替えて使う予定がない方は、eSIMの方が早く利用が開始出来るのでオススメです。(料金は同じです)
楽天モバイルをハワイ(海外)で利用する際のメリット・デメリット
楽天モバイルをハワイ(海外)で利用する際のメリット
- 1GBあたりの料金が適度に安い(約500円/1GB)
- オンラインで手軽に契約ができる
- e-SIMに対応している(即日契約が可能)
- 海外利用分は、アプリで簡単に1GB単位でデータ量の追加購入が可能
- 日本への通話が無料(専用アプリ使用時)
- 日本からの着信が無料(androidの専用アプリでの着信時のみ)
楽天モバイルをハワイ(海外)で利用する際のデメリット
- 契約月も解約月も日割り計算されない。
楽天モバイルには「日割り」という概念が無く、初月も解約月も日割りにはなりません。
極端な話をすると、月末に契約をして翌月1日に解約すると2か月分の請求となってしまいます。
なので、月を跨いでハワイに行かれる方は、この点を考慮したうえで利用される通信サービスを選択される事をオススメします。
ただ、月が変われば海外利用分として再び2GBのデータ通信量が加算されますので、2GB以上の追加(データチャージ:500円/1GB→2GBで1000円)をしようとしていた場合は大きなデメリットにはなりません。(海外ローミング用データのチャージ料金は非課税です) - SIMフリースマホしか利用できない。
ahamoはDocomoのSIMロックが掛かったスマホも利用できますが、楽天モバイルはSIMフリーのスマートフォンでなければ利用する事ができません。 - SIMフリースマホであっても利用できない事がある。
iPhoneは殆ど問題ないのですが、androidは楽天モバイルが動作確認している機種でなければ利用できない事がありますので、公式ホームページで事前に確認する事をオススメします。 - 楽天モバイルの専用アプリ「rakuten link」で通話した場合、androidもiPhoneも日本への通話料(発信)は無料ですが、iPhoneは日本からの着信料が高額です。(下記ご参照ください)
楽天モバイルの概要
ここで、楽天モバイルの概要を「ハワイで利用する場合」に関係する項目に絞ってご紹介します。
月額料金(税込)
- データ通信 3GBまで:1,078円
- データ通信 3GB超 20GBまで:2,178円
- データ通信 20GB超:3,278円
海外データ通信
- 海外での接続は2GBまで追加料金なし〔使い切った場合、1GBあたり500円(非課税)で追加が可能〕
※但し、海外利用分も「月額料金を確定する為のデータ通信量」の合計には加算されます。- 国内1.5GB+海外2GB=3.5GB利用の場合は月額2,178円になります。
- 少し複雑な話になりますが、海外2GBに追加チャージ(1GBあたり500円:非課税)した部分は、別料金を支払っていますので「月額料金を確定する為のデータ通信量の合計」には加算されません。
- 国内0.9GB+海外2GB+海外追加チャージ 1GB=3.9GBですが、「月額料金を確定する為のデータ通信量の合計」は2.9GBとなり、月額1,078円 + 海外チャージ500円(非課税)になります。
通話(ハワイ滞在時の日本からの着信および日本への発信)
- 通話に関しては、楽天モバイル純正のアプリ「rakuten link」を利用すれば、ハワイから日本への発信も日本からの着信も無料です。(ハワイ内への発信は有料)
※ 但し!iOSの場合は「rakuten link」での着信が出来ませんので、iPhoneを利用している方が日本からの電話を受けると高額な着信料が発生しますので、注意が必要です。- 下で「iPhoneの私なりの着信料金節約対策」をご紹介しています。
楽天モバイルがオススメの方
- 既に楽天モバイルを契約している
既に楽天モバイルを契約されている方なら、特別な手続きをすること無く、スマホの簡単な設定のみで利用する事ができます。 - SIMフリースマホを利用している
楽天モバイルは、SIMフリーのスマートフォンでなければ利用する事ができません。
iPhoneは、ほぼ問題ないのですが、androidは楽天モバイルが動作確認している機種でなければ利用できない事がありますので、公式ホームページで事前に確認する事をオススメします。 - 日本からの電話を受ける、またはハワイから日本に電話をかける機会が多い
楽天モバイルのアプリ「rakuten link」を利用すれば、ハワイから日本への発信も日本からの着信も無料です。( rakuten link を利用したハワイ内へ発信は有料:34円/分)
※ iOSは「rakuten link」での着信が出来ませんので、iPhoneで日本からの電話を受けると高額な着信料(195円/分)が発生します。
iPhoneの私なりの着信料金節約対策
ハワイ滞在時、iPhoneで楽天モバイルを利用中に日本からの電話を着信して、そのまま応答すると高額の受信料(195円/分)がかかりますので、私は以下の方法で対応しています。
少し費用がかかる方法
1.skypeオンライン番号(有料)を契約する
2.日本で契約している通信会社の転送サービスを利用して、skypeオンライン番号に電話を転送する。
この方法を利用すると、日本で契約している電話番号からskypeオンライン番号への通話料はかかりますが、料金は国内で電話するのと同じ金額です。
デメリットは、skypeオンライン番号の契約に年間3千円程度かかってしまう事です。
メリットは、レストランの予約などで「ハワイからハワイへの電話をする」際に、楽天モバイルのアプリを使った場合は「34円/30秒」ですが、skypeオンライン番号から電話をすれば「2.44円/60秒 + 接続料5.2円/回」で済みます。
費用がかからない方法
上記の方法は、日本から電話がかかってくる可能性が比較的高い私が使っている方法ですが、家族は殆ど電話がかかって来る事がありませんので、以下の方法で対応しています。
◎楽天モバイルの場合、iPhoneの標準通話アプリで着信し、基本的には電話番号が表示されますので「がかかって来た電話には出ず、必ずrakuten link(専用アプリ)で折り返す」を徹底する。
まぁ、「対策」と改めてお伝えするような方法ではありませんし、番号表示がされない相手には有効ではありませんが、私の家族はコレで毎回乗り切っています。
ハワイで利用した楽天モバイルのデータ通信量
楽天モバイルのデータ通信量
楽天モバイルをハワイで24日間利用した際のデータ通信量は 2.85GB でした。
この時は、6月下旬から7月中旬に渡っての利用です。(合計4GBまでデータチャージなしで利用可能)
ハワイで利用した楽天モバイルの料金
楽天モバイルの料金詳細
2024年6月に利用した楽天モバイルの料金は、971円でした。
内訳は、月額料金 980円 + ユニバーサルサービス料 2円 + 電話リレーサービス料 1円 ー 最強家族プログラム 100円 + 税 88円です。
我が家は楽天モバイル回線を複数利用していますので「最強家族プログラム」で100円(税別)割引されてますが、1回線の契約であれば 1,081円(税込)です。
楽天モバイルの通信速度をハワイ各地で実際に計測した結果
ハワイの主な観光スポットで、実際に 楽天モバイル の通信速度を計測した結果を記録しました。
計測結果は、あくまで「私が行った時間の一例」です。通信速度は、タイミングや混雑状況で大きく変化しますので「この場所では、この速度が出る可能性があるんだな」くらいの感覚で見て頂けますと幸いです。
ワイキキのDFS付近
ワイキキ中心部にあるDFSの付近で計測した結果です。
ネット検索や地図アプリの利用には問題のない速度が出ました。
ロングスドラッグス ワイキキ店付近(カラカウア通り)
カラカウア通りの、ロングスドラッグス ワイキキ 店付近で計測した結果です。
そこそこ高速で、動画視聴も問題ない速度が出ました。
チーズケーキファクトリー付近
ロイヤルハワイアンセンターC館1階の チーズケーキファクトリー 付近で計測した結果です。
ワイキキ中心部では場所や時間帯によって繋がりにくかったり速度が遅い事がありました。
こういう場合は、場所を少し変えると繋がる様になります。
ワイキキビーチウォーク
ワイキキビーチウォークで計測した結果です。
ソコソコの速度が出ました。
ベアフットビーチカフェ(ワイキキビーチのダイヤモンドヘッド寄り)
ワイキキビーチのダイヤモンドヘッド寄りにある景色が最高のお店 ベアフットビーチカフェ で計測した結果です。
まぁまぁ な速度が出ましたね。
アラモアナセンター(トロリー乗り場付近)
アラモアナセンター のピンクトロリーの乗り場付近(屋外)で計測した結果です。
アラモアナセンター付近では、常に通信状態が良かったです。
KCCファーマーズマーケット付近
KCCファーマーズマーケット 開催中に、会場付近で計測した結果です。
充分な速度が出ていました。
これだけの速度が出ていれば、ザ バスのアプリで帰りのバスの時間を調べたり、地図アプリで次の目的地を検索したりするのに不自由しませんね。
ダイヤモンドヘッドの駐車場入口付近
ダイヤモンドヘッド の駐車場入口付近で計測した結果です。
登山の帰りにタクシーを呼んだりuberを手配したりする方も多いと思いますので、通信状態は気になりますね。
トンネルを抜けてクレーターの中に入ると極端に通信状態が悪くなり、「ギリギリ繋がる」といった状況でした。
低速ではありますが、私が計測した時は通信状態は安定していました。
カイルアタウン
カイルアタウン の中心部で計測した結果です。
カイルアショッピングセンター付近を中心にカイルアタウンで何度か計測したところ、概ね高速でデータ通信できました。
カイルアタウンファーマーズマーケット
カイルアタウンファーマーズマーケットの会場で計測した結果です。
なかなかの低速ですが、ザ バスのアプリで帰りのバスの時間を調べるだけなので、充分な速度でした。
ラニカイビーチ(ビーチ及び道路付近)
ラニカイビーチ と、ビーチ付近の車道付近で計測した結果です。
ラニカイビーチ内では、高速で通信する事ができました。
車道付近まで移動すると速度は低下しましたが、それでも実用には充分な速度でした。
ハレイワのジョバンニ付近
ハレイワ にあるガーリックシュリンプの有名店 ジョバンニ 付近で計測した結果です。
ジョバンニは、ハレイワの中心部から少し外れた場所にありますが、充分な速度が出ました。
ワイアルアコーヒーファクトリー
ハレイワ の近くにある ワイアルアコーヒーファクトリー で計測した結果です。
ワイアルアコーヒーファクトリーは、「モヤモヤさまぁ~ず2」で毎回最後に訪れる事でも有名なお店です。
ラニアケアビーチ
ウミガメ(ホヌ)が見られる事で有名なノースショアの「ラニアケアビーチ」で計測した結果です。
これだけの速度が出れば、ザ バスのアプリ が使えて安心です。
私は毎回 ラニアケアビーチ へはバスで行きますので、帰りのバスが来るタイミングを確認する為にココでの通信状態は重要です。
2Gと3Gの時代、この付近は 現地で契約したAT&T回線 でも圏外になる事が多かったので、安定してこの速度が出るのは有難いです。
シーライフパーク
シーライフパーク(屋外)で計測した結果です。
周囲に住宅が無いので「通信状態は悪そうだな」と予想していましたが、これ位の速度が出れば通常使用では問題になる事は無さそうです。
以上、「ハワイの観光地で楽天モバイルを実際に速度計測した結果」でした。
全体的に、ワイキキ中心部などの人が極端に多い場所や郊外の人が極端に少ない場所では低速で、その他の場所では比較的高速でのデータ通信が出来た印象です。
それでも、私が利用した範囲では概ね快適に利用する事が出来ましたので、困った事態に陥る事はありませんでした。
実際にハワイで楽天モバイルを利用した後の率直な感想
今回、ハワイで楽天モバイルを24日間利用した率直な感想は「概ね快適」で、今後はahamoを併用する必要も、ハワイでSIMを購入する必要もないと感じています。
場所によっては通信速度が低下する事もありましたが、「表示が遅い」という程度で「困った」というレベルの不具合は一度もありませんでした。
以上の結果から、私がハワイで利用する通信会社は今後も楽天モバイルになりそうで、皆さんにも自信を持ってオススメ出来ます。
あくまで「料金や仕様が変わらなければ」ですが。
下のリンクは「アフィリエイトプログラム」を利用しています。
2024年6月-7月のハワイ滞在時に私が24日間利用した「楽天モバイル」の使用感をお送りしました。
なお、下のリンクは「アフィリエイト・プログラム」を利用しております。
私のページをご覧いただき「使ってみようかな?」と思われた方は、下記のリンクから楽天モバイル公式ページにお入り頂きますと幸いです。
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→ ハワイでも使えた楽天モバイル
※電話回線を使う予定の方は、無料にならないパターンがあったり複雑なので、当ページ本文をご覧ください。