ザ・バスはハワイ・オアフ島を走る公共交通路線バス。
長年、ハワイ観光やグルメ巡りにTHE BUSを利用しまくっている私たちですが、最初はキョロキョロ & ドキドキしていたものです。(笑)
そこでこのページでは、ザ・バスの乗り方・降り方・料金・支払方法・ホロカード(HOLOカード)・時刻表・ルート路線図・アプリ・注意点など、ハワイ・オアフ島「ザ・バス」について色々とご紹介いたします!
ハワイのバス
まずは「ハワイのバス」について、しっかりと区別しておきたい事項があるので、そこからご紹介したいと思います。
- ハワイ・オアフ島を走る公共交通機関「ザ・バス(The Bus)」(当ページのテーマ)
- ハワイの観光客向けバス「トロリーバス」
この2つを混同している方が結構いらっしゃるみたいなので、その違いをサラリとご紹介してから、「1 ザ・バスの利用方法」(前者)に移りたいと思います。
ザ・バス(The Bus)とは?
ハワイのバス「ザ・バス」(The Bus)は、誰もが料金を払って乗れる公共の路線バス。
地元の人が日常使う交通手段であるため、安い運賃でオアフ島内の色々な場所に行くことができます。
ザ・バスの路線図(ざっくりバージョン)
こちらは、ハワイのザ・バスが公表している路線図(遠出&ざっくりバージョン)。
何が言いたいかと言うと、オアフ島の主要スポット、ほぼ全域を網羅していると言うことなのです!
でも、この地図内のバス路線はほんの一部。
その路線数たるや、なんと100以上あるんだとか。(スゴイ!)
ワイキキから近い場所はもちろん、遠い場所までカバーできる「ザ・バス」は、色々なところに行くことができる公共バスです。
ハワイの路線バス「ザ・バス」はこういう見た目
ザ・バスは、オレンジ・黄色のこんなカラーリングや(主要カラー)、
ブルー + レインボーカラーのバス(ハナウマ湾やカイルア行に多い)、
最新式の電気バス、
2連のバス(2番バスは高い確率で2連)などがあります。
トロリー・トロリーバス・HiBus との違い(ザ・バスとの比較)
一方、観光客向けに運行されているバスが「トロリーバス」です。
公共バス「ザ・バス」との違いを、下記の表にまとめてみました。
(当ページ) | ザ・バストロリーバス | |
---|---|---|
主な利用者 | ハワイの住民・観光客 | 観光客 |
運行エリア | オアフ島全体 (カイルアやハレイワ、ワイケレアウトレットにも行ける) | 「ワイキキ」と「ワイキキからそれほど遠くないエリア」を結ぶ |
支払方法 | ・現金 ・HOLOカード | ・専用利用券を提示 ・ピンクラインのみ、JCBカードをドライバーに見せれば乗車無料 |
走行方向 | ・ほとんどの路線は双方向に運行 ・一部の狭いエリア(ラニカイ・ハレイワなど)では一方向に走行する場所もある | 一方向に走る循環バス |
降車の合図 | 降車合図(ボタンや紐で)をしたら、次のバス停で停車 | 全バス停で停車する(降車合図不要) |
メリット | ・料金が安い ・オアフ島の全土を網羅している ・ローカル感や冒険感を味わえる ・夜遅くまで運行している(でも夜遅くの乗車はお勧めしません) | ・殆どの車体がオープンエアなので、風景を楽しみながら移動できる ・ワイキキの「近中距離にある観光客の人気エリア」だけに絞っている ・乗客は観光客が大半なので、車内の治安が良い |
デメリット | ・時間が掛かる(目的地まで、途中のバス停を停車しながら進んでいくので、時間が掛かる) ・降車のタイミングを意識する必要がある | ・時間が掛かる(一方向に走る循環バスのため、逆方向に向かえば地理的には近いのに、必要以上に時間が掛かってしまうことがある) ・一部路線を除いては夕方までしか運行していない。 ・雨が降っている日は濡れる(雨よけのビニールシートで防御するのみ) |
と、こんな風に「ハワイのバス」と言えば大きく分けて2種類あります。
このページでは、「1 公共の市バス「ザ・バス」(The Bus)の利用方法(前者)」について詳しくご紹介していきます。
ハワイ – ザ・バスの料金
次にザ・バスの「運賃」について。
ハワイの公共路線バス「ザ・バス」の料金は、現金払いと、交通系ICカード「HOLOカード」の場合とで運賃が異なります。
※2023年1月1日より規定が変更になっています。
現金払いの料金
まず最初に、現金の都度払いについて。
写真のように、お札とコインとで入れる場所が分かれています。
一見、日本のバスと似ているように思えるかもしれませんが、お釣りは出ませんし、両替できる機械もありませんので、事前準備がオススメです。
HOLOカードを持っていない人
- 6歳以上:3ドル
- 5歳以下:料金を支払っている乗客1人につき1人まで無料
- 5歳以下の子供が「席を使わない場合」だそうです。
シニアHOLOカード(65歳以上で申請可能)を持参した人
- 1.25ドル
- 乗車時に「シニアHOLOカード」を提示した場合の現金片道料金
- 「シニアHOLOカード」は事前発行が必要な“交通系ICカード”です。当ページ内で解説しています。
ユースHOLOカード(6〜17歳が申請可能)を持参した人
- 1.5ドル
- 乗車時に「ユースHOLOカード」を提示した場合の現金片道料金
- 「ユースHOLOカード」は事前発行が必要な“交通系ICカード”です。当ページ内で解説しています。
- 現金払いの場合、車内で都度払いです。
- 現金払いの場合、お釣りは出ません(ピッタリ準備するか、お釣りを諦めるかの2択に)
- 日本のバスのような、両替できる機械はありません
- グループのまとめ払いは可能です。運転手さんに(例)「2 アダルト」などと伝えた上で料金を支払えばOKです。
- 乗車時に支払います。
- 車内での都度払いは、クレジットカードは使えません。
【余計な情報】
THE BUS公式サイトには、「現金払いのシニア運賃/ユース運賃を適用させるためには “シニア用/ユース用HOLOカード” をドライバーに見せる必要があります」と書かれています。(情報ソース:公式「Cash Fare」の項目 シニア および ユース)
しかし、「シニア料金にするためにはシニアHOLOカード」が必要だけど、ユースに関しては「パスポート提示でユース料金になる」というポスターを2023年夏にバス停で見掛けました。ただし発行日が2022年夏のポスターでした。
なので、ユースに関してはどっちが正解なのか、ザ・バスの事務所に問い合わせてみました。お返事は、「ホロカードをお持ちでない方は、通常料金3ドル/1回をお支払いください。ユース料金およびシニア料金を適用するためには『ユースHOLOカード/シニアHOLOカード』の提示が必要です。」と公式サイト通りの回答がありました。(回答日:2023年11月中旬)
以前は、現金払いの場合パスポートを見せればドライバーの判断で「ユース料金/シニア料金」にしてくれたこともあったのですが、現在は厳しいかもしれませんね。(それかダメ元で試してみるか ← ドライバーさんの判断によるので、やってみる価値あり)
HOLOカード払いの料金
ハワイのザ・バスに乗るには、「HOLOカード」と呼ばれるハワイの交通系ICカードも利用できます。
事前に入手およびチャージが必要ですが、ピッタリの現金を準備しなくても良いのでメチャメチャ便利です!
また、HOLOカードで支払えば下記のような特典が適用され、現金払いよりもお得に利用できるのでオススメです。
HOLOカード払いなら「2時間30分は乗り放題」
HOLOカード払いなら、支払い後、2時間30分は無料で乗り放題です!(支払いは乗車時)
金額は「現金都度払い」と同額ですが、2時間半以内の再乗車なら何回乗っても新たに料金を徴収されることは無いので、とってもお得です。
- 大人(18歳以上):3ドル
- シニア(65歳以上):1.25ドル
- 「シニアHOLOカード」での支払時
- ユース(6〜17歳):1.5ドル
- 「ユースHOLOカード」での支払時
HOLOカード払いなら、自動で「1日乗り放題券」にもなる
HOLOカード払いなら、自動で「1日乗り放題」にもなります。
上記の「2時間30分・乗り放題」が2回時間切れになった後、同日の「3回目の料金徴収時」には差額分だけ徴収され、それ以降は何度乗車しても料金が徴収されない仕組みです。
ザ・バス 1日乗り放題料金(Day Cap)
- 大人(18歳以上):7.5ドル
- シニア(65歳以上):3ドル
- 「シニアHOLOカード」での支払時
- ユース(6〜17歳):3.75ドル
- 「ユースHOLOカード」での支払時
【余計な情報】
一日乗り放題券は「Day Cap」と「1-Day Pass」の2種類があります。
両者とも同じ金額なので、使い勝手の良い「Day Cap」だけをご紹介しています。
分かりやすく違いを言うと、「Day Cap(デイキャップ)」は3回に分けて支払うのに対し、「1-Day Pass(ワンデーパス)」は全額前払いです。
「Day Cap(デイキャップ)」は、HOLOカードに相当額を入金さえしておけば “自動で勝手に乗り放題券” にしてくれますし、終わってみたら 2.5H以内の利用が1日に1、2回だけだったという時に費用が抑えられると言う利点があります。
HOLOカードなら、7日間有効のお得な「7Day-pass」を購入可能
2023年4月頃から「7Day-pass」なる新しい料金が登場していました!
1日券を4日間分購入するのと同じ料金で、連続する7日間が乗り放題になるので、ヘビーユーザーにとってはお得ですね!(シニアは7Day-passの設定はありません。)
なお、「7Day-pass」は他とは違い、自動で7日間パスにはならず、予め「7Day-pass」という名の“特別なチケット”をホロカードにチャージしておく必要があります。
初めて利用を開始した日から7日間有効、かつ前払いとなるので、7日間のうち全く乗車しない日があっても料金は同じです。
7日間乗り放題(7Days-pass)
- 大人(18歳以上):30ドル
- シニア(65歳以上):設定なし
- ユース(6〜17歳):15ドル
もし、所有しているホロカードがあるならば、現在持っているカードに「7Day-pass」をフードランドなどでチャージすれば7日間パスが使えます。新たにホロカードごと購入する必要はありません。
また、30ドル(大人の場合)支払えば、勝手に「7Day-pass」になるという意味でもありません。必ず「7Day-pass」という名の特別なチケットを、お持ちのホロカードに設定(購入)しておく必要があります。
「2.5H乗り放題」や「一日乗り放題券」は、相当額さえチャージしておけば自動的に各乗り放題券になりますが、「7日券」はそこが違うのでご注意を。
なお、「7Day-pass」はオンライン、フードランド、セブンイレブンでチャージできます。
また、ホロカードを持っていない場合もフードランド、セブンイレブンでカード代と共に購入できます。
HOLOカード払いなら、自動で「月末まで乗り放題」にもなる
HOLOカード払いなら、自動でマンスリーキャップ(当月月末まで乗り放題)にもなります。当月中に下記料金まで支払ったら、その月の月末までは何度乗車しても料金が徴収されない仕組みです。
月初から月末まで乗り放題(Month Cap)
- 大人(18歳以上):80ドル
- シニア(65歳以上)
- 2022年12月末日までに発行したシニアHOLOカード所持者:20ドル
- 2023年1月1日以降に発行した“在住者用”のシニアHOLOカード所持者:20ドル
- 2023年1月1日以降に発行した“旅行者用”のシニアHOLOカード所持者:マンスリー割引なし
- ユース(6〜17歳):40ドル
【余計な情報】
「月末まで乗り放題」は、「Month Cap」と「Month Pass」の2種類があります。
両者とも同じ金額なので、使い勝手の良い「Month Cap」だけをご紹介しています。
分かりやすく違いを言うと、「Month Cap(マンスキャップ)」は条件を達成するまでちょっとずつ徴収される分割払い、「Month Pass(マンスパス)」は全額前払いです。
「Month Cap(マンスキャップ)」と「Month Pass(マンスパス)」は共に、乗り放題期間は「1日〜月末まで」。同料金。なのにマンスリーパス(Month Pass)は事前購入しておく手間や、20日以降に購入すると翌月1日からのマンスリーパスが設定されるという「ややこしいルール」もあったりするので、利用する意味はないと思います。
HOLOカードは「年間乗り放題」も利用可能
HOLOカードを持っていると「年間パス」を利用できます。
全額前払い・購入した月の月初から12ヶ月間有効の「Annual Pass」
全額を前払いする年間パス(Annual Pass)は、購入した月の月初から(20日以降に購入した場合は翌月の1日から)、12ヶ月間有効の1年間パスです。
有効日から1年間乗り放題(Annual Pass)
- 大人(18歳以上):880ドル
- シニア(65歳以上)
- 2022年12月末日までに発行したシニアHOLOカード所持者:45ドル
- 2023年1月1日以降に発行した“在住者用”のシニアHOLOカード所持者:45ドル
- 2023年1月1日以降に発行した“旅行者用”のシニアHOLOカード所持者:設定なし
- ユース(6〜17歳):440ドル
自動で年間パスになる「Annual Cap」(年末までの上限金額)
1月1日〜12月31日の間に下記料金まで支払ったら、その後は年末まで徴収されない「Annual Cap」もあります。
1月1日〜12月31日まで乗り放題(Annual Cap)
- 大人(18歳以上):880ドル
HOLOカード払いなら、ハワイの鉄道「スカイライン」も「ザ・バス」の乗り継ぎ対象になる!
2023年6月30日に開業したハワイの電車「スカイライン」。
これに乗るには「HOLOカード」がマストなのですが(現金では乗れない)、こちらも「ワンデーパス」や「2.5H乗り放題」「マンスリーパス」など、乗り放題の対象となっています。
つまり、バスに乗って鉄道駅まで行き(1回目の支払い)、スカイラインに乗り(2.5H以内なので料金の徴収無し)・・・などのような料金体系になっているのです。
私も2023年7月に乗ってきましたよ!
ホロカード/HOLO Card(電子マネー・ICカード)
では、どうやったらホロカード(HOLO Card)を入手できるのか?
大人用Holoカード、高齢者用とユース用(子供用)のホロカード(HOLO CARD)はどこで発行されるのか?
お値段も合わせてお伝えします。
HOLOカードの本体価格
2ドル
※最初のシニアカードは無料で発行できるそうです。(再発行は2ドル)
大人用ホロカード(Adult HOLO Card)を購入できる場所
アダルト用(18歳以上)のホロカード(Adult HOLO Card)なら、取扱店で簡単に購入できます。
でも、店舗により取扱いできる種類に違いがあるのでご注意を。
2023年8月時点
- セブンイレブン
- 7日券(大人・ユース)
- 月間パス(大人・ユース・シニア)
- 金額指定チャージ(3ドル以上)
- ABCストア
- 1日券付きホロカード(大人)
- フードランド
- 7日券(大人・ユース)
- 月間パス(大人・ユース・シニア)
- 年パス(シニア)
- 金額指定チャージ(3ドル以上)
- タイムズ
- 月間パス(大人・ユース・シニア)
- 年パス(シニア)
- 金額指定チャージ(3ドル以上)
(参照:HOLO – Where to Get a Card)
「大人用HOLOカード」を購入する時の注意点
観光客にとって一番便利な「ABCストア」ですが、HOLOカード購入に関する変更事項がありました。
それは「1日乗り放題券が予めセットされた大人用ホロカード」しか購入できなくなっていた事です。(2023年夏、その事実を知らずにチャージだけしようとしたら「今は出来ません」と言われてしまいました〜!)
なので、
- 「1日乗り放題券 × 2日分以上」が欲しい場合や、
「利用初日に使う1日乗り放題券 + その後は金額指定でチャージ」する場合は、 -
- ABCストアで1日券付きホロカードを購入した後に「オンライン」で追加分をチャージする
- ABCストアで1日券付きホロカードを購入した後に「ABC以外の取扱店」で追加分をチャージする
- ABCストア以外の取扱店で購入する
の3択に。はたまた、
- 金額を指定してチャージしたい場合(1日券は必要なく2.5時間分の料金だけチャージしたい等)は、
-
- ABCストア以外の取扱店で購入する
の1択に。
ちなみに「ABCストア以外の取扱店」だと、フードランドがおすすめです。アラモアナセンターにあるスーパーマーケットなので、トロリーで行きやすい点や、ホロカードを購入がてら、お土産探しやグルメ購入もできるからです。HOLOカードは、入口近くにあるインフォメーションセンターで購入できますよ!
なお、取扱店では「現金のみ」となるので、その点もご注意くださいね。
シニア用ホロカード・ユース用ホロカードを発行できる場所
割引価格で乗車できる「シニアホロカード(65歳以上)」と「ユースホロカード(6〜17歳)」は、カリヒトランジットセンターなどで発行できます。
カリヒトランジットセンターは、ワイキキからバスで片道50分くらいの場所です。
- 発行場所
- カリヒトランジットセンター・・・予約不要
- サテライトシティホール(アラモアナセンター以外)・・・要予約
- 必要な物
- パスポート
- 申請書(現地に有る)
- お金(発行代金 2ドル + チャージ金額)
サテライトシティホールは事前予約が必要なので、ちょっとハードルが高めですね。
一方、カリヒトランジットセンターなら予約は不要。
ですが、ワイキキからバスで片道約50分と、なかなかの距離です。
私は、母や義理の母、母の友達の申請で、何度もカリヒトランジットセンターに出向いていますし、お得さを知っているので、シニアやユースのHOLOカードを入手しておくことはお勧めだと思っているのですが、ワイキキからの距離は決して近くは無いので、滞在期間やどの位バスに乗るかどうか、今後もハワイに来る予定があるか、によって決定されると良いと思います。
なお、HOLOカードの有効期限は無いとのことです。(損傷が無ければ最低5年間は使用できる)
なので、今後もずっと割引の恩恵を受けられるシニアの方には、特に人気が高いです!
【余計な情報】
ちなみに、顔写真は当日、現地で撮影してもらいます。
うちの母は、ハワイ到着日当日の腫れぼったい顔で撮影したことをずっと後悔していました。
ということで、あっという間に撮影まで進んでしまいますので、気になる方はお顔のご準備を(笑)
ホロカードは1人につき1枚必要
1つのホロカードで複数人の運賃を支払うことは出来ないそうです。
ザ・バスの乗り方(手順)
まずは、バス停を見つけます。
「黄色いバスマーク」が目印です。
確認するのは2つ
- バス番号
- 方面
バス停に「方面」「停留所名」「時刻表」は明記されていません。Googleマップなどを拡大して、乗る方向を間違えないように事前確認を。
ちなみに、1路線しか停まらないバス停では、バス番号が書いていなかったりします。
また、バスマークが黄色ではなく、白かったりもあります。(白いのは多分日焼け。。)
バスがやって来ました!
乗りたいバス番号かを確認します。
乗りたいバスなら、手を挙げるか、乗りたい素振りを見せて合図します。
逆に乗らないバスなら、そっぽを向いて、バスがわざわざ自分だけの為に停まらないようにしています。手を挙げなくても、バスの方向を見ているだけで、停まってくれちゃうことが多いので。。。
なお、多くの人が待っているバス停なら、合図が無くても停車する傾向にあるので、この場合は合図しなくても大丈夫です。
「降りる人」や「車椅子」の後に、乗車。
バスは、前から乗車します。
降りる人が先なので、ドアが開いても真っ先に乗らず、降りる人が居ないか確認してから、乗車しないとって感じです。
(ハワイのバスは、前のドアからも降車が可能なのです。)
また、乗車する人の中に「車椅子」の方がいる場合は、その方が乗車した後に乗るのが慣習となっています。
車イス用の方が乗ったあと、スロープがきちんと元通りに格納されるまで待つ感じです。
では、料金をお支払いしま〜す。
【現金払いの場合】
料金投入口に、お金を入れまーす。
- お釣りは出ません
- 両替機はありません
- ピッタリ用意しておくのがお勧め
- グループは合計額で支払可能
- グレジットカード利用不可
紙幣は1枚ずつ右側に、
コインは左側の投入口から複数枚入れて大丈夫です。
この料金BOXには、金額を数える機能は無いようで運転手さんが目視で確認しています。
【HOLOカード払いの場合】
- 入口すぐの専用端末にタッチ!
- 画面にハンドサイン(シャカ)が出る
で完了!
HOLOカードは、乗車時だけかざせばOKです。
なお、この写真にはシャカマーク(ハンドサイン)の左側に「LOW (BALANCE)」というオレンジ色の文字が出ているのですが、これはHOLOカードの残高が残り僅かであることを教えてくれています。
バスに乗ったら、前方以外に座るのがおすすめです。
なぜなら、前方の席は左右とも、車椅子やお年寄り、体の不自由な方のための優先席だからです。
尚、これらの席は、車椅子が最優先。
たとえ、お年寄りであっても、車椅子の方が乗車した際には、前方の優先席を譲る事になっています。
(ハワイは、車椅子の方を結構お見かけします。)
ちなみに、私の母は元気なシニアですが、内心は座りたいと思っているので、出来るだけ後方の席に座ってもらうようにしています。
ザ・バスの降り方
日本と同じように「アナウンス」と「電光掲示板」で、次のバス停のお知らせがあります。
バス停名のパターンは、
「道路名 / 近くの場所の名前(施設・ホテル・ビーチなど)」
や、
「道路名 / 道路名」
(交差点の近く)
「道路名 / 住所の番地」
(一般居宅しかない一本道など)
などなど。
アナウンスは1回だけなので、見逃してしまったり聞き逃してしまうことも、きっと有ると思います。
英語ですし、誰かが降車ボタンを押すと、次のバス停名が電光掲示板から消えちゃいますのでね。
また、時々、アナウンスも電光掲示板での案内も、一切ないバスがあります。(壊れてる〜)
なので、地図アプリのGPSでしっかり自分の位置を把握しておく事はとても重要です。
ちなみに当サイトでは、ワイキキ以外のグルメスポットや観光地へ、ザ・バスで行く方法を多く掲載しています。その際、降りるバス停近くの目印・風景も口コミしておりますので、もし宜しかったら予習がてら各ページも是非ご覧いただければと思います!
「次のバス停で降りたい!」
という時に、窓に張り巡らされているこのワイヤーを、
下に引いて「ピーン」と音を鳴らします。
既に他の乗客が降車の合図をした場合には、音は鳴りません。
それか、ボタンを押してもOKです。
すると、
「STOP REQUESTED」
ストップ リクエステッド!
(次、停まります)
の文字が電光掲示板に!
降りる時は、前からでも後ろのドアからでもOKです。
よくあるタイプの後方ドア
ドアの中央に「黄色いシール」が貼られているタイプはこちら。
最近は、自動でドアを開けてくれるドライバーさんが増えてきたので、そういう時は問題ないのですが、自分で手をかざしてドアを開けなくてはいけないバスもあるので、その辺のやり方をご紹介いたします。
降りる時、黄色い部分にそっと手を軽く当てると、
「ぷしゅ〜〜〜っ」という音のあと、ドアが開きます。
上のセンサーが手を感知して開くので、ドアを押さなくても開くのです。
時々センサーが反応せず、「開かないぞ〜」という時があります。
そんな時は、ちょっと手をずらしたり、もう少し長く触れたりすると上手くいくのでお試しあれ〜。
開かないからと言って、無理矢理、押して開けようとしてもダメダメで〜す。(←壊れちゃうので優しく♪)
尚、黄色い部分以外に手を当てても、反応しません。
黄色い部分にだけ反応します。
旧式タイプの後方ドア
ドアに取手が付いているのが、旧式のバス。
2023年7月も、旧式バスは元気よく運行しておりました!
降りる時はドアを押し、手動で開けます。
尚、旧式のドアは、開けたら誰かが押さえていないと、すぐにドアが閉まってしまうので、
次の人が降りるまで前の人がドアを押さえておいたり、押さえるのを交代したりと、協力し合う感じになっています。
ドアが開かない!そんな時は・・・「バックドア!」
ドアは、運転手さんがロックを解除して初めて、開くためのセンサーが機能したり、手動ドアが開くようになります。
ドアの上にある「緑のランプ」がついていない時はロックされた状態なので、ドアを押しても黄色い部分に手を当ててもドアは開きません。
もし、降りる人が全て降りたとドライバーさんが勘違いし、ドアをロックしてしまった時は、大きな声でドライバーさんに聞こえるように
「バックドア!」
と言ってみてください。すると・・・、
運転手さんがロックを解除してくれて(=緑のランプがつく)、ドアが開くようになります!
地元の方も、この「バックドア」の一言でロック解除してもらっています。
日本人でよく見掛けるのは「Sorry」や「Excuse me」と言っている光景。
これだと、何に対して、誰に対して「すみません」と言っているのか理解してもらいにくいので「バックドア」が最適です。(プリーズを付けるなどで丁寧になりますが、地元の方でも「バックドア」だけでロック解除してもらっているので問題ないです。素早く言う必要もありますしね。)
The Bus(ハワイ)のルール
スーツケース等の大きな荷物は持ち込めない
ザ・バスには「バッグや手荷物は、座席の下、又はひざの上に乗せる」というルールがあります。
ホテル前のバス停には、写真のような注意書きがありますのでね。(周知徹底強化中?)
タイトルは「バス車内への大型荷物持ち込み禁止」って書いてあります。
なので、大きなスーツケースは原則として持ち込めないってことになりますね。
バスで空港往復が出来ればとっても節約できるのに〜〜と思うのですが、今後も私は、大型リュックだけでハワイに行くことは無さそうなので、バスでの空港往復は夢のまた夢で終わると思います。
飲食禁止・禁煙・運転中はドライバーに話しかけてはいけない
ハワイのバス・ミニ情報
朝と夕方以降の「ザ・バス」は寒い
ザ・バスの車内は、冷房がガンガンに効いています。
昼間は、外気温が高いせいかそれほどでも無いのですが、陽射しが弱い朝と夕方以降は、かなり冷えるんですよね。
もちろん人によって体感温度は違うと思いますが、私は、長距離や朝・夕方以降には上着が必須。ノースショアに行くとき(長距離)にはボトムスも考慮しています。
ちなみに「古めのエンジン車かつ長距離を走るバス」は、1番後ろの席に座ると背中にエンジンがあるため朝夕は暖かいです。高速道路をかっ飛ばしているうちにエンジンが熱くなるからです。しかし!!炎天下の昼間は、エンジンが温まり過ぎることで、逆に座っていられないほど熱くなります!
という事で、車内は寒くも暑くもなり得るので、特に長距離の際は調節できる服装で行かれる事をお勧めいたします。
便利なアプリ
THE BUS 公式アプリ
THE BUS 公式アプリは、とても便利なのでダウンロードしておくのがおすすめです。各バス停の時刻表、各路線のルートマップもこちらで見ることができます。
下記ページでは、THE BUS アプリ「Da Bus2」iPhone版編・アンドロイド版編の使い方をご紹介しています。
ルート検索アプリ
Googleマップは、「出発地」と「目的地」を入力すれば、「何番のバスに乗ったら良いか」や「バスルート」「リアルタイムの発着予定時刻」「バスの現在地」を表示してくれるので、ハワイでも大変便利です。
ただ、検索結果を見ると、ちょっと腑に落ちないルートを示すことがあります。
例えば、
●座りたいほどの長距離のとき、私だったら始発のアラモアナセンターまで行き、直通かつ座って行けるルートをお勧めするけれど、徒歩が1〜2分少ないという理由で、アラモアナセンターを経由せず別の場所で乗り換えるルートを第一候補に表示することが頻繁にあります。実際、私と途中まで同じルートを辿ってきた家族が、途中から別ルートに移り、結局私と同じバスに乗車してきた事があります。Googleマップがそう言っているのだから無理もないです。でも、その家族が乗車してきた場所は始発からだいぶ先の停留所だったので、満席につきその家族は暫く座れませんでした。
●バスで行きたいのに、Lyftなどの配車アプリを使うように案内される(バスの案内は出ない)
●他にも乗換場所があるのに、微妙すぎるバス停で乗り換えるよう案内される(ホームレスのテントが並んでいる場所とか)
などなど。
とは言え、行きたい場所には確実に行けるし自分の位置を把握できるので、心強いアプリである事に間違いはありません。
ちなみに当ブログでは、長年ザ・バスを乗り回している生身の人間が、各地へのバスでのお勧めの行き方をご紹介しています。Googleマップを基本にしつつ、人間のオススメもチラッと覗いてみてくださいね〜!
バスを利用するなら持っておきたいネット環境
ハワイでバスを乗りこなすなら、いつでもどこでもネット接続できるモバイル環境は持ち歩きたいところです。ルート検索や、バス到着時刻をチェックするのに役立ってます。
バスが暫く来ないのなら、来るまでの間にバス停周辺で買い物したりなど、時間を効率よく使えます。
ザ・バスで、安くのんびりオアフ島観光してみてくださいね〜!