台湾旅行での楽しみの一つが「夜市」という方は多いのではないでしょうか。
私ももちろん夜市は楽しみで、滞在中は2日に1回は何処かの夜市に出没して「台湾屋台グルメ」を楽しんでいます。
今回は、大好きな夜市の中から、台湾の中でも屈指の賑わいを見せるグルメ夜市「基隆廟口夜市」で私がオススメするお店と最高に美味しい料理をご紹介します。
私は毎回、九份で観光を楽しんだ帰りにバスで基隆廟口夜市へ寄って台北へ帰りますので、九份経由の行き方と台北への帰り方も書いています。
基隆夜市のおすすめグルメ・営業時間・行き方(帰り方)
▲基隆廟口夜市のメインストリート
基龍廟口夜市は、入口から続くメインストリートにズラリと並ぶ黄色い提灯が印象的な活気ある夜市で、土日は歩くのが困難な程の賑わいを見せます。
殆どがグルメ屋台なので、空腹時に行くのがオススメです。
今回は、メインストリート(仁三路)と、交差する道(愛四路)両方のおすすめグルメをご紹介いたします。
基隆廟口夜市の営業時間
営業時間に関してはお店毎に異なりますが、メインストリート(仁三路)のお店の多くは昼間も営業していて飲食スペースが設置されていますので、通常の食堂と変わらない感じで利用する事ができます。
午後5時を過ぎた位から基隆夜市本来の活気が出て来て、メインストリートを抜けると交差する道(愛四路)に移動式の屋台が出始めます。
基隆廟口夜市のおすすめグルメ<メインストリート編>
最初に、メインストリート(仁三路)の「おすすめグルメ」をご紹介します。
メインストリートのお店には全て番号が付いていて看板に表示されていますので、番号を確認すれば間違いなくお店に辿り着く事ができます。
魯肉飯が とにかく “絶品” の「天一香」:31番
▲基隆廟口夜市の天一香(31番)
「天一香」は私が基隆廟口夜市で一番好きなお店で、毎回「必ず」寄っています。
どれくらい好きかと言えば「天一香で食事をする為に基隆夜市へ行っている」と言っても過言ではない程です。
天一香では何を食べても美味しいのですが、特に「魯肉飯」(ルーローファン)が絶品でオススメです。
▲基隆廟口夜市 天一香の魯肉飯(滷肉飯)
天一香の「魯肉飯」20NT$(2019年5月時点)は、香辛料の味は控え目で、豊かな肉の旨味が口に広がる最高の逸品です。
しかも、この低価格にも関わらず具がタップリなトコロも最高!
私は、基隆まで行って天一香の魯肉飯を食べずに帰った事は一度もありません。
ちなみに、店内には「滷肉飯」と書かれているメニュー表も有りますが、同じ料理です。
▲基隆廟口夜市 天一香の「肉焿」
天一香の「肉焿」(みぞれ肉のスープ)40NT$(2019年5月時点)も、優しい味でありながら出汁がシッカリ効いていて美味しく、少し歯応えのある肉の食感を楽しみながらスッキリ頂けるオススメのメニューです。
天一香では、多分この肉焿が看板メニューなのだと思います。
▲基隆廟口夜市 天一香のメニュー
天一香のメニュー構成はシンプルで品数は多くはありませんが、どれも美味しいので「小数精鋭」と理解しています。
2019年5月時点では、これに味付き玉子が加わった「全6品」です。
▲基隆廟口夜市 天一香の店内
天一香は「基隆廟口夜市のメインストリートにあるお店」ですので店内に飲食スペースがあり、お店に入ると感じの良い店員さんが注文を取りに来てくれます。
17時を過ぎる頃から混み始めてスグに座れない事も多いので、可能であれば17時前の入店がオススメです。(人気店の宿命ですね)
お店の場所は、基隆夜市の入口から入ってメインストリート中ほどの右手です。
台湾版 天婦羅(テンプラ)の有名店「王記天婦羅」:16番
▲基隆廟口夜市の王記天婦羅(16番)
「王記天婦羅」は天婦羅(テンプラ)の専門店で、メニューは天婦羅のみ!
ちなみに台湾の「テンプラ」は、日本の「天ぷら」とは違って、ほぼ「さつま揚げ」です。
お店は、基隆夜市のメインストリートから入って真ん中に差し掛かる手前の左手にあります。
▲基隆廟口夜市の王記天婦羅(調理中)
王記は夕方に行くと間違いなく行列になっているので、お店はスグに見つかると思います。
夕方以降は絶え間なく揚げ続けていますので、揚げたてが食べられるのは自然な流れですが、空いている時間に行っても注文を受けてから揚げてくれます。
▲基隆廟口夜市 王記の天婦羅
王記の「天婦羅」35NT$(2019年5月時点)です。
サメのすり身で作った「テンプラ」は適度な食感で、クセが無くて魚の風味がシッカリ感じられる美味しい「さつま揚げ」
少し甘いタレと付け合わせのキュウリで、味を変えたり リセットしながら食べられます。
螃蟹羹(かにみぞれスープ)と油飯(台湾風おこわ)の有名店「呉記螃蟹羹」:5番
▲基隆廟口夜市の呉記螃蟹羹(5番)
呉記螃蟹羹は「螃蟹羹」(かにみぞれスープ)と「油飯」(台湾風おこわ)の2品で勝負している基隆夜市の有名店です。
お店は、基隆夜市のメインストリートから入ると間もなく右手に出現します。
▲基隆廟口夜市 呉記螃蟹羹のテーブル
呉記螃蟹羹は人気店なので夕方になると混んで来ますが、メニューが少なくて回転が早いので少し待てば座れる事が多いです。
店内の他に、通路にもテーブルが用意されています。
支払いは商品提供時ですので、注文後は代金の準備をお忘れなく。
▲基隆廟口夜市 呉記の螃蟹羹
呉記の看板メニュー「螃蟹羹」(かにみぞれスープ)60NT$(2019年5月時点)です。
少し酸味が効いたアッサリ味のスープは、トロミがあって優しい美味しさ。
▲基隆廟口夜市 呉記の螃蟹羹(中身)1
スープの中にはカニがタップリ。
カニが沢山入っている割にカニ風味はあまり感じないけど「お値段以上」の満足感が得られます。
▲基隆廟口夜市 呉記の螃蟹羹(中身)2
スープの具材は、カニ以外にもタップリ入っています。
確認できた物は、エビ・タケノコ・シイタケ・エノキ茸・海藻 です。
▲基隆廟口夜市 呉記の油飯(台湾風おこわ)
呉記では「油飯」(台湾風おこわ)30NT$(2019年5月時点)も外せません。
もち米を使ったゴハンは食感が良く、シイタケや豚肉が入って適度に「コッテリ」な味付け。
アッサリ味の蟹みぞれスープとの相性抜群なので、2品セットでの注文がオススメです。
メインストリートを抜けて交差する道「愛四路」のオススメ
メインストリートを抜けると交差する道「愛四路」のお店に番号は付いておらず、殆どが移動式の屋台で夕方からの営業です。
圳記紅燒鰻羹のうなぎ唐揚げスープは基隆夜市の名物グルメ
▲基隆廟口夜市の圳記紅燒鰻羹
圳記紅燒鰻羹の「紅燒鰻羹」(うなぎ唐揚げスープ)は、基隆夜市で有名な「名物グルメ」的なメニューだと思いますので、「ココでしか味わえない料理を食べたい」いう方にオススメです。
お店(屋台)は、基隆夜市のメインストリート(黄色い提灯)を抜けると交差する道「愛四路」を左へ曲がると、少し進んだ右手に在ります。(16時開店)
▲紅燒鰻羹のメイン具材「うなぎ唐揚げ」
屋台には、何やら大量の唐揚げが山積みされています。
実はコレが「紅燒鰻羹」のメインとなる具材「うなぎの唐揚」です。
▲圳記の紅燒鰻羹(うなぎ唐揚げスープ)調理中
屋台の中央では、大鍋でスープが煮込まれています。
そして、この中にウナギの唐揚げを投入して完成するのが「紅燒鰻羹」という訳です。
▲基隆廟口夜市 圳記の紅燒鰻羹のテーブル
圳記紅燒鰻羹も人気店なので常に混んでいますが、メニューが1品という事もあって回転が早いので、少し待てば座れる事が多いです。
屋台なので食べるスペースは狭いですが、テーブルはキレイです。
支払いは商品提供時ですので、注文後は代金の準備をお忘れなく。
▲基隆廟口夜市 圳記の紅燒鰻羹1
圳記紅燒鰻羹の「紅燒鰻羹」(うなぎ唐揚げスープ)80NT$(2019年5月時点)です。
甘く味付けされたウナギの唐揚げはフワッとしていて、見た目の割にアッサリとしたスープとよく合います。
▲基隆廟口夜市 圳記の紅燒鰻羹2
タップリ入った具材の量が分かり易い様に、少し持ち上げてみました。
ウナギには一個に一本必ず骨が入っていて、結構先が鋭いので食べる際はご注意を。
外した骨は「地面に捨てながら食べる」という事なのですが、コレにはチョット抵抗があったりします。。。
基隆廟口夜市の行き方(九份経由)
最初に書きました通り、私は毎回、九份で観光を楽しんだ帰りにバスで基隆廟口夜市へ寄って台北へ帰りますので、九份経由の行き方をご紹介します。(台北への帰り方も書いています)
台北から九份への行き方
台北から九份までは、「電車+バス」「電車+タクシー」「高速バス」のいずれかで行くことが出来ます。
詳しい行き方・料金・注意点などは、下記記事に書いておりますので、是非どうぞ。
九份から基隆駅のバスターミナルへの行き方
▲基隆行きのバス(九份老街にて)
九份でB級グルメや茶藝館、写真撮影を楽しんだ後は、基隆に向けて出発!
九份老街から基隆までは、バスで46分〜1時間くらいです。
九份老街バス停から、788系統(基隆客運)に乗れば、終点が下車するバス停。
788系統バスは比較的空いているので、九份から戻る時の混雑回避にもなります。
運賃:30NT$(九份→基隆)
基隆行きバス停の場所、リアルタイム到着情報など、詳しくは下記をご覧いただければと思います。
- 基隆に寄り道編(九份からの帰り方) ←ページの途中に飛びます
- 九份からの帰り方とバス待ち行列時の対処法
基隆駅のバスターミナルから基隆廟口夜市への行き方
▲基隆駅バスターミナル
九份や台北からバスで基隆駅(終点)へ向かうと、写真のバスターミナルに到着します。
ターミナルと言っても大通りの脇にバス停が並んでいる感じです。(九份や台北への出発は別の場所です)
▲基隆駅バスターミナルの向かいは基隆港
基隆駅のバスターミナルでバスを降りると、目の前は港です。
基隆港は台湾第二の港なので、大型客船なども度々見かけます。
▲基隆駅バスターミナルの横断歩道
バスを降りたら、バスターミナルの並びにある横断歩道を探します。
バスターミナルが大混雑している時以外は、バスを降りると後方に有ると思います。
▲横断歩道を渡って直進(左手が國泰世華銀行)
横断歩道を渡ったら、國泰世華銀行のビルの前を少し回り込んで歩道を直進します。
ココから暫く屋根が有りますので、雨が降っても安心です。(写真左手が「國泰世華銀行」です)
▲交差点を渡らず左折
少し歩くと交差点が有ります。
この交差点は渡らず左折します。
▲左折した後の景色
左折した後の景色です。
この道を暫く直進します。
▲前方に空中廊下と道路の高架
少し歩くと空中廊下があり、その先には道路の高架があります。
少々歩き難い道ですが、直進して高架下も通過します。
▲高架下を通過後更に直進
高架下を通過すると再び歩道に屋根がかかります。
更にどんどん直進です。
▲基隆廟口夜市の入口に到着
横断歩道の先に黄色い提灯が見えたら、基隆廟口夜市の入口に到着です。
基隆駅のバスターミナルから徒歩6分位(約450m)で到着しました。
基隆廟口夜市から台北への帰り方
基隆廟口夜市から台北への帰り方をご紹介します。
徒歩で基隆駅へと向かいます。
基隆廟口夜市から基隆駅への行き方
▲来る時に渡った横断歩道を反対方向へ
まずは、最初に来た「基隆廟口夜市の入口」から反対方向へと戻ります。
来る時に渡った横断歩道を反対方向に渡ります。
▲高架下を通って直進
ココも来る時に通った道路の高架下です。
高架と空中廊下の下を通って直進します。
▲ここから暫く屋根付き歩道
少し進むと、ここから暫く屋根付きの歩道です。
写真は土曜日の19時頃と、それほど遅い時間ではないのですが、閉まっているお店が結構あります。
▲直進不可で道なりに右折
どんどん進むと直進出来なくなりますので、道なりに右折します。
▲右折後の景色
右折後の景色です。
もう基隆駅は近いのですが、19時でこの寂しい感じなので、一人はもちろん少人数の女性だけでの歩行はオススメできない雰囲気です。(早い時間の利用がオススメです)
▲左手前方に基隆駅
少し歩くと、左手前方に基隆駅が見えてきます。
2017年位に建替えられた基隆駅は、近代的で素敵な建物です。
▲信号の無い横断歩道を駅方向へ
駅には着きましたので、ここから改札まで行きます。
少し歩くと横断歩道がありますので渡ります。
この横断歩道には信号が有りませんので、ご注意ください。
▲横断歩道を渡ったら右方向へ
横断歩道を渡ったら、右方向へと進みます。
▲エスカレーターか階段で上階へ
少し進むとエスカレーターと階段が有りますので、上ります。
▲上階へ上り切ると基隆駅入口
上階へ上り切ると、目の前に基隆駅の入口があります。
基隆廟口夜市から徒歩8分位(約600m)で到着しました。
▲基隆駅の電光掲示板
月台(ホーム)を確認し、1A、1B、2Aなどのホームへ向かいます。
ほとんどの電車は、区間車。
区間車とは、悠遊カードで問題なく乗れる普通の通勤電車のことです。
もし、稀にある特急「自強号」に悠遊カードで乗ったら席はありませんので、指定席を購入した人が現れたら他の席に移動してくださいね。
詳細記事:九份の行き方 – 電車 タクシー バス 料金・注意点 1
ちなみに、基隆は始発駅。
一方向にしか行かないため、次に発車する電車に乗れば、大体「台北駅」や途中の「松山駅」「南港駅」まで行けます。
でもたまに「七堵」止まりの電車があり、それは台北駅や松山駅の手前までしか行きませんので、「七堵」行き以外に乗ってくださいね。
以上、基隆の夜市にある絶品魯肉飯をはじめとした美味しいグルメ、基隆への九份経由での行き方、基隆からの帰り方でした。